猫の「去勢手術」ってどうしたらいい?

2021年11月29日

オス猫を飼ったときに悩みとして去勢手術の話があります。

実際したほうがいいのかな?と悩んでいる方は多いと思います。

正直、繁殖を行わない場合は去勢手術をしてあげたほうがいいと思います。

今回は去勢手術のメリット・デメリットについてお話していきたいと思います。

去勢手術のメリット

猫の「去勢手術」ってどうしたらいい? 去勢手術のメリット

大きく分けると、愛猫のストレス軽減、病気のリスクの低下、一緒に生活しやすくなるなどのメリットがあります。

それぞれ見ていきましょう。

ストレスが軽減される

猫はだいたい6か月~10か月前後で繁殖ができるようになるといわれています。

オス猫には発情期というのはないといわれていますが、発情したメス猫と出会うことでいつでも繁殖ができる状態となります。

家にいてメス猫と出会うことない状態が続くというのはオス猫にとってはとてもストレスになります。

去勢手術をしてあげることで性的な欲求でのストレスは軽減されます。

病気のリスクの低下

オス猫の生殖器に関するの病気のリスクは犬よりも低いといわれていますが、去勢手術をしてあげることでその確率がさらに下がります。

愛猫が少しでも永く健康で過ごすためにしてあげるのが良いと思います。

一緒に生活しやすくなる

繁殖ができるようになったオス猫には発情期はないといわれていますが以下のような行動をします。

・発情期の猫の声に反応して大きな声で鳴く

・マーキング(スプレー行為)をする

・攻撃的になったりする

このような行為が出てくると睡眠の妨げやマーキングの臭いなどで一緒に生活するのも少し大変になってきます。

去勢の時期などによって治らない猫ちゃんもいますが、去勢をしてあげることでしなくなる子もいます。

去勢手術のデメリット

猫の「去勢手術」ってどうしたらいい? 去勢手術のデメリット

去勢手術にはメリットもあるなか、やっぱりデメリットもあります。

何があるのか見ていきましょう。

肥満になりやすい

去勢手術をすることでホルモンバランスが崩れてしまい、少し肥満な体系になってしまう子もいます。

ご飯の量などに気を付けたり、運動量が減少することがあるのでおもちゃで無理のない範囲で運動をさせてあげましょう。

繁殖ができない

もちろん去勢手術は生殖器(精巣)を取る手術なので、子供を産ませてあげることはできなくなります。

将来的に愛猫の子供を繁殖させてあげたい場合は計画を立てて去勢手術をしてあげるといいかもしれません。

全身麻酔のリスク

去勢手術をするにあたって、全身麻酔をするので様々なリスクが発生します。

また、猫にとってもストレスになるのでしっかりと獣医と相談しながら体調を整えてから行いましょう。

去勢手術の手順とは?

猫の「去勢手術」ってどうしたらいい? 去勢手術の手順とは?

1,生後6か月前後になったら去勢手術を視野に入れましょう。

2,かかりつけの動物病院へ連れていきます。

3,体調の検査や成長度合いに合わせて、手術日を決めます。

4,手術前の日にちに必ず手術前検査を受けるようにしましょう。

5,手術をしてもらいます。

6,経過を見ながら無事完了

日帰りの手術となることが多いです。

病院によっても異なる部分が多いですが、避妊手術と違って少し切り込みを入れるだけなのですぐに終わります。

傷口も異常がないかだけを見守るだけなので、エリザベスカラーをつけなくてもよいかと思います(ストレスになっていそうなら)。

まとめ

費用としてはだいたい手術のみで20000円前後だと思います。

メリット・デメリットがありますが、繁殖予定がないのならできるだけやってあげるのがいいかと思います。

やっぱり手術と聞くと怖く感じますが、愛猫にとっても飼い主にとっても大切なことなのでしっかりと考えていきましょう。